一人では何も出来ないけれど、たとえ素人の集団でもみんなで協力すればプロが
投げ出した事でも出来るという証拠。もっとも未熟さは残るが。
(元の持ち主が修理の出来る者を探してて、私に何度も打診があり断り続けてきた結果ハンコ代でゆづってもらいました。
新規に買うと5000万)
これで新島にも何回か行ってきて十分楽しめたのだから、「よく出来ました」でしょう!!
因みに、素人といっても医者もいればプログラマーもいるし、工具の使い方は知らなくても
私はともかく頭脳集団にはちがいなく、皆必死で参考文献をあさり、何時間もかけて現場に毎週駆けつけての
結果だから、これも誰でも出来るってものじゃ〜ないね。エンジン、計器、全部壊れてた。あちゃら製だから洋書まであさった。
パーツリストは全て横文字??
もちろんチームワークが一番大切だ。本当にいい仲間にめぐり合えて有難う。よく口論したな〜楽しかったな!
*ジーゼルエンジンは修理は意外と楽。
部品はごっついから重いけど。このエンジンはデコンプがソレノイドを介しての開閉式になってた。
これがロッドで6気筒同時に開閉する構造になっていて、ヘッドカバーの中に納まっている(GM)
少しでも閉じが悪いと当然かからない。セルが心地よく回るのは圧縮がないからなのでここを疑ってみる。
その次に噴射ノズルから燃料が出るか見るつもりだったけど、デコンプの閉じ方の調整(カバーをはずしでたたいただけ)で
とりあえずエンジンはかかった。
*ターボ付きのエンジンは回転音がキーンって感じヒュウーかな?ようは空気を強制的に送り込む音??
これがしなくなりパワーが落ちて排気が黒くなったらターボ死んでる。
でもエンジンはかかるから気が付きにくい。
*オーバーヒートの繰り返し、冷却水ばかり気にしてたけど、原因は熱交換器が塩でビッシリ詰まって細くなってたね。動脈硬化
だなこれは。もちろんジンクはとっくに無くなってた。
*スターターが押しボタン式で、もちろん壊れてたので、一般的な車と同じようなキーONに変更して、大変な失敗をしてしまい
ました。差込キーに色々なものをぶら下げていて、エンジンを回し調子に乗ってからふかしをしたら、セルが抜けてない状態
(キーON)だったので一発でぶっ壊した〜。幸い仲間の仲間が巻きなおし一日でやってくれたし、山形からも電話一本で
機械設計の技術者が駆けつけてくれた。もちろんボランティアで且つ新幹線代も自腹有難う、忘れないよ!
続く
FRP外板の場合、外見だけでダメージの状態判断できない!
たたいてみて少しでも鈍い音がしたら徹底的に削り取る。
結果穴がどんどん大きくなって・・・
リブそのものもダメージを受けていたので、反対側の外板からカーブを写し取り
ガゼット組でリブを作りシアー材を重ねて下地を張る。
FRP同士の接続は厚みの16倍前後テーパーにし、よくサンディングしてその上に積層していく。
ノンパラ樹脂の場合、間をおいてかさね積層しても問題ないので大きな面積を何日も掛けて仕上げるのには
好都合!!(因みに注意書きには硬化後の積層は必ずサンディングして、とあるが色々試してみたが、
強度が一番保たれるのは、ノンパラの完全硬化前の積層〜パラ入り硬化後サンディングが一番弱い。